土地家屋調査士って何するの?

1. はじめに
「土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)」という名前を聞いたことはあっても、実際にどんな仕事をしているのか知らない方も多いのではないでしょうか。そもそも今回初めて聞いて、このブログを読んでくれている方もいるかもしれません。私も、土地家屋調査士という名前を初めて聞いたのは、29歳の時に自宅を建てたときでした。
土地や建物を持っている方、これから家を建てる方、相続や売買を考えている方にとって、土地家屋調査士は身近な存在です。気づいていないだけで、すでに関わったことがある方も多いのではないかと思います。
この記事では、土地家屋調査士の仕事や役割を、簡単に説明します。最後まで読んでいただけたらと思います。
2. 土地家屋調査士とは?

土地家屋調査士(とちかおくちょうさし)は、土地や建物の「形や広さ、境界」を正しく調べて登記簿に記録する専門家です。
たとえば、次のようなときに登場します。
• 新しく家を建てたとき
• 隣地との境界があいまいで困っているとき
• 相続で土地を分ける必要があるとき
• 土地を売買する前に正しい面積を知りたいとき
3. 土地家屋調査士の主な仕事
(1)土地を測る

土地の形や面積を正確に測量します。
測量には「現況測量」「境界確定測量」などがありますが、特に境界確定測量は隣地の所有者とも協議を行い、将来のトラブルを防ぐ大切な作業です。
(2)境界をはっきりさせる

土地の境界があいまいなままだと、隣地の方とのトラブルにつながります。
土地家屋調査士は、法務局や役所の資料、古い図面を調べた上で測量を行い、隣地の方と境界の位置を確認します。杭などの目印を打って境界をわかりやすくすることもあります。
(3)土地や建物の内容を記録する

土地を分けたりまとめたりした場合や、新しい家を建てたときは、その内容を登記簿に記録しなければなりません。
登記簿は「不動産の身分証明書」のようなもので、そこに正しい情報を残すのが土地家屋調査士の役割です。
4. なぜ土地家屋調査士が必要なの?

土地や建物の情報があいまいだと、次のような問題が起こります。
- 隣の土地との境界でもめる
- 売買や相続のときに手続きが進まない
- 銀行の融資や建築確認ができないことがある
土地家屋調査士は、こうしたトラブルを未然に防ぎ、不動産を安心して活用できる状態に整える専門家です。
5. まとめ

土地家屋調査士の役割は、
- 土地を正しく測る
- 境界をはっきりさせる
- 土地や建物の内容を記録する
という3つが大きな柱です。
不動産は一生に関わる大切な資産。
ちょっとした不安や疑問があれば、土地家屋調査士に相談することで安心につながります。
6. ご相談ください

「境界がはっきりしない」
「相続で土地を分けたい」
「家を建てたけど登記はどうすれば?」
そんなときはお気軽にご相談ください。
あなたの土地や建物の“安心”をサポートします。